家に居てても寝てるだけ、何もせずに認知症が進んでしまう、そんな心配に試す価値ありのアイテム4選をご紹介します。
1 置くだけシリーズ<認知症の暇つぶし>
〇脳トレ数字計算パズル
〇脳トレ漢字合わせパズル
デイサービスで実際に使用していて、利用者(万人ではありません)が集中して取り組んでいただいている脳トレパズルです。
手を取られる利用者にスタッフが関わっていると、手のかからない利用者が暇そうに過ごしています。テレビを見たり、新聞や本を読んだり、ぬりえをしたり、今あるものには限りがあり、興味が無ければ暇だからと帰宅願望が出てしまいます。
そういう日常をどうにかしたいという思いと、何でもアイテムを買いそろえられない職場環境のため「作る」ことにしたのが始まりです。
利用者が集中して取り組め、脳トレになるもの。視覚的にも簡単でないといけない、発想して形にして、実際に利用者の人たちに試してもらいながら実績を重ねてきました。
認知症の高齢者のご家族の一助になれば幸い、メルカリ用にも作り、出品するに至っています。ご興味あれば検索してみてください。置くだけシリーズ認知症の暇つぶしで検索すると出てきます。

2 ジグソーパズル
ピースの数の調整で、できる人の幅が広がります。本人がじっくり考えながら、途中で投げ出すこと無く完成させられるものがベストです。
ほんの数枚のピースが適している人もいれば、数十枚と細かいピースをやってのける人もいたり、個人差があるので様子を見ながら、その人の上限と思われるレベルから段階的に簡単なものをそろえておくとローテーションできます。
子どもじみた絵柄であっても、意外と誰一人として「こんな子どもがするようなもの!」と言う人はおらず、集中して取り組んでいます。

3 書写
これはできる人は限られますが、ハマると結構な集中力を発揮します。すっかり文字など書く機会がなくなった人が再び文字を書くことを思い出しながら、「まだ自分は字が書ける!」と感じてもらえるものです。
見本を見ながら書く、見本の上に紙を置いてなぞりながら書く、本人が抵抗なくできる方で書写します。なぞる方だと、文字以外に線書きの簡単なイラストでも楽しいかと思います。

4 ぬりえ
女性がするものと決めていないものの、女性しかあまり興味を示してもらえません。ひとくちに「ぬりえ」と言っても、個性がかなり出るので面白いです。
・職人のように、とにかく枚数をこなすように大量に色ぬりをしている人
・丁寧にぬっているが割と雑な人
・芸術作品のように色の表現力が見事な作品に仕上げていく人
・みんなで回しぬりをしようとする人
色味は認知症の進行具合の影響からか、現実には無い色味になっていく人もいます。ぬることはできても、色を選ぶことができない人、ぬったことを忘れて続きをぬる時に自分がぬったものと思えない人もいます。
色鉛筆、絵の具、どちらもありますが、色鉛筆の方が馴染む人は多いです。色鉛筆で色をぬるというのは、そこそこ握力を必要とするので、手の運動になりそうです。
握力が落ちている人は、やはり濃くぬるのは難しく、薄い色味になっています。個人差が大きいですが一生懸命ぬりえに集中できる人は多いです。

いずれにしても、興味の有無が左右します。何にでも興味を持ち、意欲的な人はできる幅が広いですが、そうでない場合、声かけしながら、できることを見つけていくことが大事です。
認知症高齢者自身が、自分はそんなのできないと言ったり、思い込んだりしていることは多々あります。それが拒絶なのか、単に自信が無いだけなのかの見極めが必要です。
また、関わる家族が、そんなことしそうにない、多分やらないだろう、絶対できないだろうと思い込まないことが大事です。
デイサービスでも意外にここまでできるんんだ!こんなこともできるの?!と驚かされることは多いです。
できることを引き出せる、とても喜ばしいことです。何もしない時間を何かできる時間に置きかえていけるとよいですね。







