親の認知症予防

親の認知症対策~GPS~

今回は、親の行動範囲を広げて脳への刺激を増やす!そして認知症の親がいる方にも必見の対策をお伝えしていきます。

親にはいつまでも元気に出かけてもらいたいものですが、いったん認知症に片足を突っ込んで来ている気配を感じると、途端に行動範囲が広いと考えものになっていきませんか?

そんな相反する悩みを一挙解決できる方法を1つご紹介します。

結論から言うと「親にGPS機器を持たせる」です。

認知症行方不明者は毎年増加の一途をたどっています。認知症の親がいると行方不明は他人事ではありません。

親本人は、散歩のつもりだったり、認知症ゆえに今住んでいる自宅以外の場所へ帰ろうとしていたり、自分なりの用事で出かけようとしていたりと、だいたい目的をもって出て、最終的に道がわからなくなり迷子状態になってしまいます。

そして、その道中で転倒、事故に遭うことは珍しくないため、一人での外出は要注意なのです。

認知症を予防するには、より快活な生活を送り、脳の活発化を図ることが大切になってきます。

親の行動範囲を広げる

高齢になると、身体のあちこちが不自由になって、行動範囲が狭まりがちになります。行動範囲が狭まると、必然的に脳への刺激はそれに伴って減少していき、認知症リスクを上げてしまうことにつながります。

身体の不自由さとは向き合っていかなければいけませんが、一人で歩ける親なら、行動範囲を広げてみることをおススメします。徒歩で、バスで、電車で、人生まだまだ楽しいことを見つけて謳歌してほしいものです。

高齢になるとよく「もう行きたい所なんて無い」と言う人も多いですが、心身の健康のためには、やはり外とのつながりが大切です。

そこで親の行動範囲を広げていくために便利なアイテムをご紹介します。

GPS機器を活用する

GPS機器を親に持たせておくことで、親の居場所を追跡することができます。

自治体によっては認知症の家族にGPS機器を貸出しているところがあるようなので、住んでいる自治体がそうしたサービスをしているかを確認してみましょう。

そんなサービスしていないといった人は、市販でもあるので安心してください。注意しないといけないのは、単に興味だけでGPS追跡することは犯罪で禁じられています。認知症の人や家族の一員のペットなど、GPS機器の承諾が得られない対象以外では、きちんと本人の承諾を得ることが必要です。

私の親は認知症ではかろうじてありませんが、高齢で独居で尚且つ動き回るタイプのため、万が一に備えてGPS機器を本人承諾のもとで使うことにしました。

キーホルダー型

「Air Tag Apple エアタグ アップル」で検索するといろいろ出て来ます。
これは大きめのボタン電池のような見た目で尚且つ軽いです。iPhoneと連携させて「iPhoneを探す」から現在地を特定することができます。設定も商品到着後、つなげたいiPhoneをそばに置いてから開封すると自動でつながります。つなげられるのは1台のみです。

お値段は私が買ったものは単体で3,980円です。なるべく軽さを重視したためケースはシリコン製の1,000円の安価なものを選びました。画像のケースは別物です。

Air Tag(GPS機器)の最適な付け場所

選択肢としては3つありましたが結局③家の鍵に決定
①カバン・・・カバンを替えることが多いため、わざわざキーホルダーを付け替えるのはできない。
②財布・・・財布だとケース無しで財布の中に入れておけるが、近所だと財布を持って出ないし、財布を忘れることも考えられる。
③家の鍵・・・独居なので家を出る時は必ず家の鍵をかけるという前提。そして、鍵を失くすと家に入れないし、家の中で鍵を失くすと出かけられないので、一番失くせないもの。

活用効果

使用後1ヶ月以上経ちますが、かなりの安心につながっています。自宅の番地がズレて探知され、詳細に探し出せるものでは無かったのが期待外れだったものの、だいたい今どこにいるか、家なのか出先なのか一目瞭然。

もし本人が道に迷ったとしても、位置情報がわかり迎えに行けます。親にはいろいろな所に出かけるように促しています。

まとめ

GPS機器の活用の利点

認知症予防・・・位置情報がわかるので、親の行動範囲を広げて脳の活性化を図れる

認知症対策・・・位置情報がわかるので、行方不明にならずに助けに行ける