認知症かいごブログ

高齢者の足の爪水虫

高齢になると、長年の履き物や習慣などで、爪にトラブルを抱えている人は非常に多いです。

その中でも、爪水虫は足の水虫と同様にデイでもよく見られます。水虫菌は強力で、治るまでに薬を塗布しても何ヶ月もかかる上に、認知症だと自分で薬を塗布したり、生活上で気をつけていくことは難しいこともあり、いつまでも治らないのが現状です。

爪水虫かなと思ったらすぐ皮膚科へ

皮膚科を受診して、薬を処方してもらいましょう。きちんと薬を塗布しないと自然治癒はしません。疑わしきは受診をオススメします。

爪水虫予防3選

①5本指ソックス

メリット:隣り合う指を隔離でき、湿度を吸ってくれるので、爪水虫にないにくい。

デメリット:脱ぎ履きが難しいので、高齢者や認知症の人はサポートが必要。

②毎日、足の指と指の間をしっかり洗って、乾燥(←ポイント)させる

効果:デイの入浴介助で多くの利用者を見ていると、自身で丁寧に足の指まで洗う習慣のある人は水虫など足のトラブルになっていません。いかに洗う習慣を身につけておくことが大事なのかわかります。

③裸足になる所に注意する

家の中:床は床拭きしたり、お風呂マットや布団の敷布などは毎日洗う。

出先:銭湯やレジャーなど出先で裸足になったら、その都度でも帰宅後でも、足を除菌シートで拭く。もしくは洗う。お風呂では足の指の間まできれいに洗う。

まずは、できる範囲からでも予防していくことが大事です。

爪水虫になった場合

①皮膚科を受診してもらった薬の軟膏タイプは、足の指だけで無く、足裏もしっかり塗ること。皮膚科によっては塗る範囲までの説明がされない場合があります。聞いてみましょう。
②家族への感染を防ぐ

・家の中では裸足にならない。家族も水虫になったら無限ループです。

・お風呂でタオルや足マットを共有しない。

まとめ

●爪水虫かなと思ったらすぐ皮膚科に受診

●爪水虫予防には5本指ソックス。洗足時は足指の間までしっかりきれいに洗い、乾燥させること。

●爪水虫になったら、処方された薬は塗布範囲まで聞いてしっかり継続して塗ること。タオル・足マット類は共有しない。