ついに、ずっと温めて来た構想が実現しました!
それは、認知症の人のための脳トレグッズです。
認知症のご家族がいるとリアルな話になりますが、普段、認知症の人は家で何をして過ごしていると思いますか?
・じっとしている
・一人で喋ってる
・ずっとテレビを見ている
・ずっとゴロンと寝ている
・落ち着きなく歩き回っている
意欲的に過ごされている人は少数派です。
家族としては、
・今以上に認知症が進行しないようにしたい
・以前のようにとはいかずとも何かに興味を持って取り組んでほしい
・外に出て人と交わって刺激をもらってほしい
いろいろな思いがよぎります。
「日中は、デイサービスを利用しているけれど、毎日だと介護保険内でおさまらないし、家に居る時にも何かできることはないかしら?」
確かに、一日中何もしない毎日や、一日中家の中を動き回る毎日では、どちらもそれぞれに認知症の進行が心配になりますよね。
ご家族の方も介護に家事に仕事にと、気が休まる時が無くて、心の余裕が失われていきかねません。
認知症になったら、できることが激減してしまい、日常生活を充実させることはとても難しくなります。
そこで紹介したいのが、認知症の人のためにつくった脳トレパズルです。
『置くだけシリーズ《認知症の暇つぶし》脳トレ数字パズル』
もともとは、デイサービスを利用する認知症の人のためにつくったことが始まりです。認知症の人は、進行しているほどに、同じ認知症同士でのコミュニケーションが難しく、また、高齢ゆえに耳の遠い人も多く、決まったお風呂、ご飯、アクティビティ以外では、隣りに誰かが座っていても1人で過ごされる人は多いです。
職員がずっとマンツーマンでつくこともできないため、1人でも何かできることがあればいいという状況です。ただ、何かしてもらうにも、物ありきで、できる人を選んでしまいます。
市販によくある脳トレ問題などは、問題文が理解できなかったり、そもそも難しいものが多く、それもまた、ごく一握りの人しかできません。
そこで、利用者が集中して楽しめるもので、頭の体操や機能訓練にもなりそうなもの、とりあえずはデイにいる時間がもたない人用に何とかしたくて、思いついては形にしていき、トライ&エラーで土台をつくっていきました。
物ありきでは無く、人ありきです。
この『置くだけシリーズ《認知症の暇つぶし》脳トレ数字パズル』は、利用者の声が反映されています。
#認知フォーカス
#認知症の暇つぶし
#認知症脳トレ
始めは1つのパターンで、利用者から「こんな簡単なもの、小学生の問題、子どもだまし」と辛口の批評をいただいたことを機に、難しいパターンや逆にもっと簡単なパターンを増やすことにしました。
計算はできないけれど、数字の区別はできる人のための、一番簡単なパターンは、予想以上に幅広い人に対応できることもわかりました。
同じ人でも、認知症の人の場合は波があって、その波に合わせた難易度を提供することで安定して集中できる時間を持ってもらうことも日々の中で立証されています。
初代につくった数字計算パズルは、皆さんの活用で、もうボロボロになり、今あるものも年期が入っています。
もしご興味があれば、メルカリShopsの中で『認知フォーカス』という店名にて販売を開始しています。商品について詳しく載せていますので是非ご覧ください。
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