おじいさんのトイレ事情があるように、おばあさんにも実はトイレ事情が存在します。
パンツが汚れないようにある物を使う
おばあさんは女性なので、生理を経て来た経験もあってか、パンツが汚れないように、トイレットペーパーを畳んだものをパンツに挟む人がいます。稀におじいさんでもいるのですが、圧倒的におばあさんが多いです。
おばあさん達は、トイレに行く度にきれいなトイレットペーパーを仕込みます。中にはトイレットペーパーでは無く、ペーパータオルを仕込む人もいます。
トイレットペーパーが無かったのか、そこにペーパータオルという挟めそうな紙があったからなのかは定かではありません。
肌あたりとして硬いと思うのですが、パンツが汚れないことが優先なので、そこは気にしていない様子。その束のペーパータオルをどうか便器に流さないでと願うばかりです。
何らかの紙を仕込む人は、念には念を入れるのでしょうか、吸収率を上げるためか束で仕込む人も多いです。家族が吸収パッドやリハビリパンツを用意してくれる人もいますが、家族が気がつかない場合や必要だと思わない場合、おばあさん達は自力で何とかしようとするのです。

トイレットペーパーの三角折り
女性ならではトイレットペーパーを三角折にするおばあさんがいます。次入る人への気づかいと思って毎回丁寧に折っています。
三角折は、本来、トイレの掃除後に次入る人へ「このトイレは清掃済みです」というサインです。
日本のトイレ文化では、気づかいとして三角折をする風習が一部あり、昔はよく見かけましたが、今では衛生面で推奨されていません。
今も昔も同じ感覚で生活しているおばあさんは、今も昔も気づかいの女性のままなのです。

汚れたから洗濯してるのよ
認知症になったおばあさんは、これまでしてきた家事とつながる行動が見られます。
トイレに入った時に失禁でパンツが汚れていたおばあさんが、トイレの便器の中の水でバシャバシャと洗っていたことがありました。床や壁に便失禁の茶色い水が飛び散っていても、ただ、おばあさんは洗濯の手洗いをしているに過ぎないのです。

行動だけを切り取って、困った、大変だ、やめてくれと言うことは、その人が過ごして来た当たり前の日常を否定してしまうことになりかねません。かける言葉にも配慮が必要です。






